(続)パッシブデザイン ~エアコンのいらない家づくりは可能か?~

2013年10月11日

昨日に続き、パッシブデザインについてのセミナーのお話です。
体感温度は、熱の移動スピードの違いであるということでしたが、もう少し分かりやすい事例があります。

[事例1]
道路上(日なた)と木陰(日かげ)ではどちらが暑いでしょうか?
これは当然道路ですよね。
では、どれくらい気温が違うと思いますか?
2℃~5℃、また10℃くらいといろいろな意見が出てくると思いますが、答えはすべて「×」です。
気温はほとんど同じなのです。
気温は同じですが、体感温度が異なるということなのです。

[事例2]
テントの下(日かげ)と木陰(日かげ)ではどちらが暑いでしょうか?
今回は両方日かげです。
まず気温はどうでしょうか?
上の事例からも、気温は同じだと推測できます。
では体感温度はどうでしょうか?
日かげだからどちらも同じくらい?と感じる方も多いと思いますが、答えはテントの下の方が暑く感じます。
どうしてこのような結果になるのでしょうか??

これらの事例は、周囲の表面温度と放射が大きく影響しているのです。
道路の場合は、道路上が太陽熱により温められ60℃近くになっており、そこからの放射によってより暑く感じるのです。
また、テントの場合も屋根と部分が太陽熱により温められるので、そこからの放射により暑く感じます。

では実際に体感温度はどれくらい違うのでしょうか?
このセミナーでは、体感温度の目安 =(気温+周囲の表面温度)÷ 2としています。
つまり、気温が30℃の場合、道路上の体感温度は(30℃+60℃)÷2=45℃ということになります。

これを住宅の室内で考えるとどうでしょうか。
気温が28℃でも、壁や天井が温められこれらの表面温度が40℃だった場合、体感温度は34℃になってしまいます。
これでは、窓を開けただけではなかなか涼しくなりません。

また、室内だけでなく、屋外の地面が太陽熱で温められると、そこからの放射によって室内が暑くなってしまうこともあります。
従って屋外の対策を考える必要もでてきます。

このように、私たちの生活は、この「放射」により非常に大きな影響を受けています。
パッシブデザインは、この放射を防ぐために樹木を活用する方法をとっているのですが、逆にこの放射を利用しようとしたものが、以前お伝えした「光冷暖」です。

いずれにしましても、今後この「放射」が住環境におけるビッグキーワードになるのではないかと考えています!!

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