本物をつくるというこだわり! ~300年企業に学ぶ~

2014年02月10日

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先週末は雪で大変だったと思いますが、いかがお過ごしでしたでしょうか。
名古屋もそこそこ降りましたが、今回は首都圏が凄かったみたいですね。
今週はどうなるでしょうか。

さて、本日の日経新聞に、200年企業の特集で、1688年創業の醤油・味噌メーカー「堀河屋野村」(和歌山県御坊市)の記事がありました。
恥ずかしながら、この会社の名前は今まで知らなかったのですが、この野村家は熊野水軍の船大将の末裔で、もともとは回船業から始まり、後に醤油・味噌醸造を手掛けるようになったとのことです。

この会社(当主)のこだわりは、「本物しか造らない」というもので、大豆などの原料はすべて国産、防腐剤や添加物を一切使わない手造り製法にこだわり続けています。
本物の素材で手造りとなると面倒ではないかと敬遠されがちだと思いますが、ここにこそ価値があると私は思います。
面倒であること、面倒くさいものほど価値があるのだと思います。

しかし問題は、手造りであるがゆえに製品が一つ一つ微妙に出来栄えが違うようで、こうなると日本農林規格(JAS)の認定がおりないようなのです。

安価な大量生産品が認定を受け、本物の原料で手造りの製品が認定を受けられない現実、何か違和感を感じませんか?
JAS認定品となると良い物という印象を受けてしまいますが、はたして実態はどうなのでしょうか?
結局は、大量生産できる「資本力のあるもの」が勝つ世の中なのでしょうか?

これは食品に限ったことではなく、住宅業界でも同様なことが起こっています。
大量生産された工業化建材、工場加工された部材などは、品質が安定しており工期も早いことから、様々な規格に採用され今や標準品となっています。

一方で、無垢の木や漆喰に代表される自然素材は、自然のものであり手作業であることからバラつきが出易く敬遠されてしまいます。
造り手も非常に面倒くさい作業をしなければなりません。

では、どちらが本当に良いものなのでしょうか?
資本力のある大手がつくっているから良いものなのか、バラつきがあるから良くないものなのか、じっくりと考えてみる必要があるのではないでしょうか。

「本物をつくる」というこだわりは、どの業界にあっても共通して面倒くさく、また共通してそれが「真の本物」であり、最終的に「価値を生む」のだと信じています。

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