岡谷ホームズの2×4工法について

2014年03月16日

設計・インテリア

こんにちは。
今日は岡谷ホームズの家の構造である2×4工法についてお話をさせていただきたいのですが、弊社の人気ブログである、施工ブログで構造についての工程やパーツの画像をご覧になられた方も多いと存じます。

岡谷ホームズは元々北米スタイルの輸入住宅の会社としてスタートいたしました。
そのため、新築住宅については、主に木造枠組壁工法(2×4、もしくは2×6工法)を採用しています。
お客様から『他の2×4工法の会社との違いについて』、よく聞かれますが、まずプランの自由度ということがあげられます。

ほとんど住宅会社の場合、基本となるグリッド(壁の芯と壁の芯との間の距離)が決まっています。岡谷ホームズは尺モジュールを採用しており、壁芯と壁芯の間の寸法が910ミリとなります。この寸法を元に家を作るのですが、
例えば、廊下を10センチ広げたいとか、屋根の勾配を深くしたいとか言う場合、なかなか相談に乗ってもらえないということを聞いたりします。
対して岡谷ホームズでは、建物を一つ一つ、敷地に合わせて建てるというスタイルのため、廊下や階段だけ
広く作るといったことも柔軟に対応します。(もちろんオプションとしてではなく。)

そのため、下の写真に見られるような、大手ハウスメーカーでは難しい、かなり思い切りのよいデザインの家を作るケースもかなりあります。

2×4工法と一口に言っても、得て、不得手があるものです。



ただ最近では工法、2×4工法や在来工法についての違いについて、気にならない方が増えてきています。
というのは、耐震や断熱ということが家の性能面で占める割合が増えるに従い、窓は小さくなり、パネル構造材が在来工法でも使用されるようになり、2×4工法の特徴であった耐震、防火、断熱性といった性能面で在来工法と差が縮まっている現状もあります。(また2×4工法についても日々進化しており、建物のコーナーに耐震用のホールダウン金物を設置したり、制震テープで構造を強化するといった技術も進んでまいりました。)


岡谷ホームズが気をつけていることは、自然素材を取り入れることで、建物の構造を長持ちさせ、またメンテナンスコストを抑えながら家の長寿命をはかるというのが、他の2×4住宅の会社との大きな違いではないでしょうか。

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