2015年を占う! ~どうなる?住宅環境~

2014年12月26日

いよいよ本日が仕事納めです。
本年も拙い当コラムをご覧いただき誠にありがとうございました。
少しでも皆様のお役に立てていれば幸いです。

さて、昨日11月の新設住宅着工戸数が発表されました。
結果は、前年同月比14.3%減の78,364戸。
9月連続の減少で、減少幅は10月から拡大してしまいました。

この数値で分かるように、住宅環境は依然厳しい状況が続いています。
もうそろそろ底を打つのではないかと思っていましたが、減少幅があのリーマンショック以来5年ぶりの大きさといいますから更に悪化してしまっています。

なかでも、注文住宅などの持家が29.3%減と落ち込んでいます。
空前の住宅ローン低金利最大規模の住宅ローン減税も全く効かず、消費税増税の悪影響が如実に出てしまっています。

アベノミクス効果はどこへ行ってしまったのでしょうか??

また直近では10%への消費増税は1年半延期になったことはプラス材料になるのですが、逆に検討期間に余裕が出たことで判断が長期化するという面も新たに出てきています。

確かにじっくりと検討するということは大切なことです。
しかしこれも、いつまでに決めるという基準がないと単に先延ばしになっているだけということにもなりかねません。

このような環境下、2015年は住宅を取り巻く環境はどうなっていくでしょうか?

懸念材料二つあります。

一つ目は、建築価格の高騰です。
現状でも資材や人件費が高騰しており、建築価格に大きく影響を及ぼしています。

特にマンションへの影響は如実に出ており、高騰し過ぎて着工が出来ない状況に陥っています。
「新価格」という言葉をよく耳にされると思いますが、これは価格が一段階上がったことを意味します。
リーマンショック前のバブルの頃は、この新価格に更に新が一つ付き「新新価格」の物件が出回りました。

その後バブルがはじけるとともに価格も沈静化していったのですが、今これが新たなステージへと上がる兆しが出てきています。

なんと、「新新新価格」が出てきそうなのです。
新が三つですよ。
ちょっとおかしなことになっていきそうで、恐ろしいですね。

二つ目は、やはり住宅ローン金利でしょう。
現在は、史上最低金利が続いてはいますが、これは異常な状態であると言えます。
これが急激に上昇することは考え難いことではありますが、アベノミクスの第三の矢が見事に放たれ経済が大きく好転した場合は、可能性が出てきます。

私たちはこの低金利に慣れてしまっていますが、いつまでもこの恩恵を享受できるわけではありません。
政府や日銀が主導しているのは、脱デフレ、インフレ政策です。
ここは、確実に低金利の権利を取りにいきたいところです。

このように、2015年の動向を見てみましたが、このタイミングももちろん重要なことではありますが、家づくりで肝心なことはその中身です。
住み心地の良い家で、家族が健康で快適に過ごせるのが何よりの目的だと思います。

2015年、皆様がより良い家づくりのスタートが切れることを切に願っております。
そしてその際に、当社岡谷ホームズがお役に立てれば、何よりの喜びです。

それでは、良いお年を!
皆様のご多幸をお祈りいたします!


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