2015年01月08日
本日は晴天に恵まれ清々しい朝を迎えることが出来ました。
でも空気は乾燥していますので、火の取り扱いにはくれぐれもご注意ください。
さて、日本は超高齢化社会を迎える中、これから何が最大の関心事となるでしょうか?
それはやはり、健康長寿ではないでしょうか。
昨今は、平均寿命よりも「健康寿命」が注目されるようになってきています。
裏を返せば、長寿であっても健康でない人が非常に多いということです。
これをデータで見てみますと、2010年における医療費は約37兆円、介護費は約8兆円にものぼっています。
しかもこれが2025年には、医療費が約68兆円、介護費が約24兆円に増えると推計されているのです。
日本の国家予算は約100兆円です。
現時点で国家予算の約半分、2025年レベルでは国家予算と同額の医療介護費がかかっていることになります。
このような大きな課題に対して、住宅はどのような貢献ができるのでしょうか。
それはやはり、住宅環境、とりわけ温度・湿度・空気環境を改善していくことだと考えます。
温度環境でいえば、怖いのは昨日もあげたようにヒートショックです。
住宅内の温度差によって、脳卒中や心筋梗塞を引きおこします。
このような循環器系の疾患が医療費の27%を占めているように、健康を考える上で最も影響のある対策といえます。
そしてこの住宅内温度差の原因は、これも昨日あげたように、断熱性能、局所暖房、耐えるというガンバリズムです。
そのため、住宅を供給するものとして、しっかりとした断熱対策、温度ムラの少ない暖房対策、そして温度環境が健康に与える影響が大きいという啓蒙活動が必要といえます。
また湿度環境も同様に重要となります。
日本の気候は、夏は高温多湿、冬は低温乾燥という厳しい環境です。
そのため、室内であっても夏は熱中症、冬は病気感染のリスクが大きくなるのです。
本来であれば、このような厳しい気候環境から家族を守る役割を果たすのが住宅なのですが、現在のような工業化製品に囲まれ高気密化された住宅ではまさに火に油、劣悪な湿度環境になってしまっています。
夏は除湿、冬は加湿と、電気機器に頼らないと生活できないなんておかしくありませんか?
さらに空気環境です。
今やどの家にも空気清浄器があるほど、室内空気が汚れてしまっています。
これにより、アレルギー疾患のリスクが大きくなります。
PM2.5など外の空気はどんどん汚れていっていますので、この室内空気対策は急務です。
しかし、これも高気密された上に工業化製品に囲まれていることが足枷となってしまっています。
このように、温度・湿度・空気といった住宅の三大環境があまり宜しくないのが現在の日本の住宅です。
作り手として、ここに意識を向ければ、対策が可能であり住宅環境は改善していくはずです。
健康長寿の実現のために、本当に良い家づくりをしていかなければなりません。
住宅業界は大変革が必要なのです!
<岡谷ホームズの家づくり>
☆本当の家づくりとは?
☆光冷暖システムとは?
☆本物の自然素材とは?
☆家族の健康を守る『fasabo』とは?
☆OKAYA HOMES