省エネから浪エネへ?

2015年01月22日

イベント

本日は生憎の雨模様、でも雨も久々ですのでたまにはよいものです。
大地が休息しているようで、なんだかホッとします。
気持ちの面でも穏やかにいきたいものですが、なかなかですね。

さて、今年の住宅取得支援策には、エコポイントの復活や省エネ住宅への様々な補助が盛り込まれそうです。
この省エネ、もちろん推進していかなければならないことで、誰も意義を唱えることはないのですが、目標と実態が少しずつ乖離していっているような気がしてなりません。

東日本大震災後、実際的にもマインド的にも節電省エネへの取り組みが強まっていきました。
企業を見てみても、節電のため昼休みの照明を消したり、外出時でもこまめに消灯する等の活動が積極的に為されていました。

しかし、今はどうでしょうか?
引き続き実行している会社がどれほどあるでしょうか?

これは企業に留まらず、家庭でもそうでしょうし、街の明かりを見ても当時からはかなり変わってきています。
景気よくいなかければいけないという理屈は分かりますが、当時と今で電力供給において大きく変わったでしょうか?
何も変わっていませんよね。

一方で、LEDが急速に普及したから省エネになっているという議論もあると思います。
しかし、いくらLEDが従来より省エネといっても、電力は消費しています。

昨今のイベントの流行は、このLEDの電飾イルミネーションです。
規模によっては、100万個以上の電飾が使用されます。

確かに、綺麗です。
そんなにひねくれ者ではないと思っていますので、率直に観たいと思います。
しかし、節電ってどうなっちゃったの?とどうしても考えてしまいます。

ここのところ、原油が急落し、ガソリンの値段が下がってきています。
ガソリンが安くなると、ガソリン消費が増える、あれだけ気にしていた燃費も気にならなくなる、エコなクルマより大きくて馬力のあるクルマの人気が高まる…、このようなトレンドに変わりつつあります。

これを見ると、省エネとはただのお題目に過ぎず、所詮は損得の問題かと思えてしまいます。
損得も重要な尺度ですので、私も当然こだわりますし、決して否定するものではありません。
でも、今までは何だったの?という疑念は消えません。

有限と無限、環境、汚染、省エネ、浪エネ、損と得、これらが複雑に絡み合い世の中が成り立っています。
損得も大切ですがポリシーも大切です。
本質を忘れぬようにしたいと思います!


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