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2016年01月29日

光冷暖

こんにちは。
お客様より教えていただいたブログで「市民のための環境学ガイド」と言うブログがあります。
1997年に開始して今年で19年続いているという老舗ブログです。
東大名誉教授の安井至先生という方が
身近な時事問題と環境問題を絡めた歯切れの良いコラムを掲載していて、とても勉強になります、

このブログ教えてくださった方は「断熱」に大変興味があり、以前は「外断熱+床暖房」の住宅を建てたいとお考えになっていたようですが、岡谷ホームズに来られて、「遮熱+断熱+光冷暖」=「遠赤外線住宅」にシフトされました。

このブログの中で、床暖房、断熱に対するコラムがありますので、抜粋してみたいと思います。



床暖房の床の表面温度は、どうも、20℃から30℃までらしい。床表面の温度は、相当高いのだと思っていた。
発熱体の温度が、体温より低いのだから、遠赤外線は出しているが強力という訳ではない。
それでは、体が温かいと感じているものは何か、というと、それは、体からの放熱速度だ。
体表面から出て行く熱量が多いと寒いと感じ、出て行く熱量が少ないと熱いと感じる。
床暖房は、面積で稼ぐタイプの暖房だから、快適である条件は備えているが、床暖房ならすべてOKということではない。

本当に快適にするには、部屋の壁面で温度が低い部分を無くす必要がある。要するに断熱が必須だ。

看護の教科書によれば、「普通の室温では、裸の場合、60%は「赤外線」による輻射で失われる。
安静時の体温の放散量がもっとも多いのは、この輻射によるものである」、とあります。
「しかし、気温が35℃以上になると、体からの輻射による放熱がゼロになって、蒸発のみで熱の放散が行われる」、と書かれている。

またまた微妙な話になるが、輻射の場合には、シュテファン-ボルツマンの法則のように、絶対温度で遠赤外線の放射量が決まる。
体の周囲からも、その周囲の温度によって決まる遠赤外線が出ているから、体はその遠赤外線を受けとる。


出す量と受ける量の差は、本当は絶対温度の4乗に比例するのだが、いずれにしても、
温度差=(体の温度-周辺の温度)がその値を決める。これを体は感じるのだ。周辺の温度が低いところをあると、「寒い」のだ。


暖房を考えると、家の場合には、窓が温度が低いです。ガラスは熱貫流率が高いので、ガラス表面の温度が低くなっています。
その部分に向けて、体からかなり多くの熱量が放出されます。もしも床の温度が高ければ、床方向へは体から放出される熱量が少ないと考えれば良いのです。
床は面積が大きいですから、暖かく感じる。そして快適。



10年以上前のコラムのため、光冷暖についてはご存知ないと思いますが、光冷暖は全館床暖房の約6倍の、面積を発熱体としているので、より暖かく感じる。そして快適!。

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