金利引き下げで住宅を買いますか?

2016年03月08日

本日も春を思わせる暖かい日になりました。
朝方は霧が発生し、電車に遅れが発生していました。
果たして本当に霧なのか、黄砂なのか、PM2.5なのか、最近ではよくわからなくなっていますね。

このたび、長野県軽井沢町のスキーバス事故を受け、国土交通省は貸し切りバス事業者に対し、ドライブレコーダーによる映像の記録、保存を義務付ける方針を明らかにしました。

今回のバスに限らず、一般の車でもドライブレコーダーの設置が増えてきているようです。
安全運転に繋がるだけでなく、いざというときに身を守るものになるかもしれませんね。

さて、住宅ローン金利の引き下げを受け、金融機関でローン相談が急増しているようです。
今のところ10年固定の引き下げ合戦が行われていますが、4月以降は変動金利の引き下げも予想されますので拍車がかかりそうです。(変動金利は半年ごとの金利見直しのため)

しかし、この金利引き下げが住宅購入に直結するかというと、そうは言いきれないものがあります。

現在既に借り入れている人が借り換えを行えば、目に見えたメリットがあり大きな誘因となるのですが、それは経済全体でみれば単なる借り換えで消費を伴うものではありません。

新規で住宅を購入する人にとってはどうでしょうか。
以前と比べれば何百万円も金利が少なくなり得をすることになるのですが、なにせ何千万円の買物です。
金利が低くなったから購入しようという意欲は湧きづらいかもしれません。

また、既購入者は過去からの目線で現在を図れますが、新規購入者の尺度は常に現在です。
金利が下がればその時点が現在であり、既得権となります。
よって、過去と比較して得をするという感覚は持ちにくいと言えます。

少し理屈っぽくなりましたが、根本は、今までも十分金利は低かったということに尽きるのかもしれません。
既にもう何年も変動金利は1%以下の水準で、ローン減税を利用すればマイナス金利になるという状況でした。
よって、ここからは、今の流れに逆行しますが、金利が上がるリスクを考える必要があると思います。
世の中、常に何が起こるか分かりませんので…!



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