住宅への影響、『インフレ、デフレどっち?』

2016年10月12日

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本当にインフレになるの?

デフレに慣れきってしまっている現状においては、そもそもインフレということ自体にピンとこないかもしれません。

政府・日銀がやっきになってインフレ誘導していますが、いまや岩盤のようになっているデフレ環境を打ち破るのはなかなか容易ではありません。


それを象徴するかのように、小売業界は、デフレ施策へと転換してきています。


アパレル業界は、一旦は高額商品の取り揃えを強化したり、値上げをしましたが、今はどうでしょうか。

今や、低価格路線に逆戻りの様相です。


外食産業もそうです。

低価格チェーンが伸びており、また、こだわりの業態の店も低価格路線のブランドを立ち上げたりしています。


外食や消費財は、世相に敏感ですので、この流れをみていれば全体感は把握できます。


しかし、低価格化とはいえ、今までと同等なものが安くなっているわけではありません。

もちろん企業努力はありますが、安いものには安い理由があります。

つまり、その価値なりの価格付けがされているということです。

結局はこれを理解した上での選択の問題になりますが、デフレ環境下では、低価格の商品が多くなりますので、選択の幅が広がるというメリットはあります。


では、住宅業界はどうでしょうか?

今のところ、低価格化へのトレンド転換まではされていませんが、この先は分かりません。

しかし、長期優良住宅や低炭素住宅、またZEHの普及等、現在の住宅は高品質化されていますので、物理的にも低価格化されにくい状態になっています。

また、住宅は消費財とは根本的に異なりますので、その価値基準からしても同じような動きになるとは限りません。

当然ですが、何十年も暮らす家ですから、安かろう悪かろうでは困ります。


それでも、少しでもコストダウンできるように、知恵を絞らなければなりません。

資金計画、プランニング等で、最適な解をみつけていきたいと思います!!


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