住宅ローン金利が上昇気流に乗ってしまった?

2017年01月05日

イベント

昨日の大発会、かなり盛り上がったようです。

マーケットは大幅な上昇となり、幸先のよいスタートとなりました。

これも、昨年末から始まったトランプラリーの継続ということになりますが、トランプ効果により影響を受けているのはマーケットだけではありません。


マーケットと同様に昨年末から長期金利が上昇し、結果、住宅ローン金利(固定)が上昇しているのです。

「フラット35」の1月適用の最低金利が、1.12%(借入期間21~35年)と前月より0.02%上がると発表されました。

これで2カ月連続で金利が上昇することになり、1月分は2016年4月以来、9カ月ぶりの高水準となります。


日銀のマイナス金利政策をうけて、フラット35の金利は、昨年8月には史上最低の0.9%まで低下しました。

固定金利が1%を切るなんて、以前であれば想像すらできないことですが、この8月時点の長期金利はマイナス0.07%でした。(※最低値は6月のマイナス0.23%)

このように本当に金利がマイナスだったわけですが、今ではこの長期金利も0.06%とプラス転換しています。


では以前はどうだったかと言いますと、5年前の2012年1月は、0.965%でした。

そして、その時のフラット35の金利はというと、2.14%です。


このまま、長期金利が上昇すると、住宅市況にも大きな影響を及ぼします。

アメリカは利上げへと踏み切っていますので、このままトランプ旋風が続くとするならば、上昇圧力が強まるかもしれません。

また、日本においても、マイナス金利政策をとってはいるものの、基本はインフレターゲットですから、この面からも一気に上昇する可能性も否定できません。


マーケットが上昇し、景気が良くなることはウェルカムですが、この金利だけは大きな懸念ですね。

なにせ、影響が大きすぎます。

3000万円の借入で1%金利が上昇すると、600万近く金利負担が増えてしまいます。

これが、人生最大の買物は「住宅」ではなく、「住宅ローン」と言われる所以です。

2月以降もしっかり注視していきましょう!


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